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2006年07月19日
ブラッサイについてもっと! MORE ABOUT BRASSAI
ジプシージャズの夜Vol.2 は、ブラッサイへ捧げる『セーヌの秋』と題された選曲集ライヴ・イベント。そこで、もう少しブラッサイのご紹介します。
□ブラッサイ
Brassaï
1899年09月09日生~1984年07月08日没
ハンガリー生まれの写真家。本名、ギュラ・ハラス。
1899年フランス文学の教授の子としてハンガリー(現ルーマニア領)のブラショブに生まれる。ブダペストやベルリンで絵画や彫刻を学んだ後、1924年にジャーナリストとしてパリに出た。シュルレアリスムの芸術家達と交わり、写真を始める。パリの日常を詩情にあふれた視点で捉えた。1948年にフランスに帰化。
□ハンガリーの写真世界
How about Hungarian Photography
ハンガリーで有名なのは、TOKAIでも知られるワイン。意外に知られていないのが、フォアグラで、ヨーロッパ各地へ輸出されています。そして近年では絵本・イラストレーター・アニメーターの斬新さも有名です。ですが、ハンガリーが世界一誇れるのが、なんと写真です。「我が国の写真家は世界一だ」とハンガリー国民が全世界に声に出して自慢できます。ハンガリー出身の写真家を思いつくところから言ってみると、ロバート・キャパ、アンドレ・ケルテス、ラスロ・モホリ・ナギー、アタ・カンドー・・・、そしてブラッサイがいます。これらの著名な写真家のほとんどがフランスをはじめ西側諸国へ帰化しました。なぜなら、「東欧よりも、西欧の方が仕事になったから」というのが大きな理由の一つです。特に1920〜40年代は、世界の写真界で「ハンガリー人じゃないといい写真が撮れない」と言われたほどでした。世界各国では今でも"HUNGARIAN PHOTOGRAPHY"などと銘打った写真展が大小問わず開催されています。ハンガリー写真家たちの斬新な表現方法は、世界中のカメラマンたちに多くの影響を今でも与え続けています。現在もハンガリーは『ヴィジュアル大国』として、世界から注目されています。
□ブラッサイの仕事
BRASSAI'S WORK
ブラッサイといえば、一番有名なのが、パリの夜を写したものです。どのような夜を写したかというと、MAXIMのようなキャバレーや社交場といった高級世界。娼婦の館。そこでの情事の一環。ボヘミアンや浮浪者。居酒屋。BAL(バル)といった大衆ダンスホール。誰もいないパリの街。スリやギャング。恋人たち。20〜30年代に撮られたこれらの写真は、ブラッサイのライフワークでした。日中のパリの姿も写真されましたが、量をみても、夜のパリをブラッサイがいかに愛していたのがよくわかります。
その後、ブラッサイは外壁、道などにあるいたずら書きを写真にしました。自ら彫刻も始め、彫刻家としても有名です。あのピカソとも親交が深かく、ブラッサイはピカソのポートレートもたくさん残しています。
□ブラッサイのお薦め写真集
recommended his books
*Paris by night パリの夜・・・どちらかというと静かな夜のパリの写真集。風景が中心。
*PARIS IN THE 30'S 30年代のパリ・・・夜のパリの裏の世界を撮った写真集で、フランス映画ゴダール監督の「男と女のいる舗道」は、この世界がイメージの起源と言われている。
□はろー書店のブラッサイ関連商品
写真集 (古書)PARIS IN THE 30'S ─UK初版とドイツ初版あり。その他数種の書籍在庫。
ポストカード 現在10種類ほど有。
Montmartre, PARIS 2005. Photo by KEN.
☆以前の店主の旅のレポートにもブラッサイの名は登場しました。
2005年7月 フランス、ベルギーへの旅 PART3
投稿者 HELLO BOOKSTORE : 2006年07月19日 13:10