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2006年06月13日
ボローニャ国際絵本フェア&イタリアン・デザイナーズ絵本
3月下旬、ボローニャ国際絵本フェアに行ってきました。
今年はハンガリーイヤーということで、ハンガリーの新進アーティストたちの原画展が催されていました。
何度もハンガリーに訪れていても、新進アーティストの作品は知らないものばかり、
と同時に「絵本や本になる作家がいかに少ないか」と思ったのと、
─「ヨーロッパは広いな」=ハンガリーで本が出されていなくても、他国で選考出版されるケースが自国より多いから。
─と思いました。
会場ではハンガリーのアニメーションが延々と流されているスペースがあったり、
出版社巡りをして疲れていても、そうしたイベントブースで休みながら作品鑑賞したりできて、
どこにいっても絵と本との世界にどっぷりとつかることができました。
そして、今回のボローニャではろー書店の視点で「素晴らしい!」と思ったことは、
イタリアのデザイナーズ絵本のクオリティの高さです。
僕は「絵本は雪国じゃないと育たない」という哲学があって、どうもラテンの国々へ足が向きませんでした。
ところが、「こういう表現の仕方があるんだな」&「こういう視点で子供へのアプローチがあるんだな」と非常に感動しました。感動というのは当人(作家)だけの力では発生させることは不可能だと僕は考えています。その本を出版する会社や人の精神も必要です。本当はコストなど気にせず、いい本を作る為に作家も出版社も妥協を許すべきではないはずですが、世界中の大方の出版社は、販売価格範囲を考えて制作したり、一つ一つの本の内容で紙質だとか前例のあるものでしか作りません。しかし、今回僕が見つけた出版社エディジオーニ・コッライーニという会社はそういう概念を一切無視しています。我が道を行っています。もちろんこういうやり方の出版社が絶対にいいと言っているわけではありませんが、他社よりもリスクが断然大きいそのやり方とそのフロンティア・スピリットにはエールを贈りたくなります。
そうしたフロンティア・スピリットに溢れた本たちがはろー書店に列んでいます。
是非、見にいらしてください。そして、「これはどんな本?」と店主に聞いてみて下さい。
言われなきゃわかんない事がたくさんあって、感動しますよ。